第4話 祈りの標

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次の日 リヒター「…アステル、本当について来るのか?」 アステル「うんっ!一緒に行くよ!」 リヒターは溜め息をもらして、困ったようにアステルに言った。 リヒター「あのな、魔物の棲んでいる所は、サイバックや他の街とも違って危険なんだぞ?!判ってるのか?」 アステル「危険なのは判ってる。それでもね…」 アステルはぎゅっとリヒターの手を掴み アステル「それでもね、親友を危険な所に一人で行かすのは嫌だから。それでもう会えなくなるかもしれないから…」 リヒター「…」 アステル、俺だって同じだよ。 初めて出来た、親友ってアステルだけだから。 喪いたくない 死んでほしくない ずっと守り続けたい。 だから… 付いてきてほしくないんだ でも、 アステルだって同じ気持ちだったんだ。 一緒に居たくて。 だから守り通す。 魔物から 敵から ずっと一緒に居たいから。 アステル「ねぇリヒター。」 リヒター「…そろそろ行くけど?」 アステル「…僕ね、戦い方判んない😅」 リヒター「……置いてくぞ…」 アステル「えぇッ!?リヒター、酷いよー!」 リヒター「一緒に行くなら、戦い方の基礎くらい学べっ!」 アステル「…ごめんー💧」 リヒター「まったく。俺が戦うから草むらに隠れておけ…」 アステル「うんっ!でも、サポートできたらするね。」 リヒター「はいはい。」 アステルと俺は、荷物をまとめ研究院を飛び出した。
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