第1話 偽りない想いで…

2/2
前へ
/46ページ
次へ
リヒター「…ん」 アクア『リヒター様?どうしましたか? もう少し、お休みなされた方が…』 アクアが、顔を覗かして、リヒターに説いた。 リヒター「…充分だ。行くぞ」 アクア『は、はい。』 俺は時々思う。 アステルがどんな想いで俺と接してくれたのか。 ハーフエルフだった俺を。 人々は恐れ 愚かといい、 研究員として余儀なくされた、あの日から。 でも、あの日から、幸せだったとも感じる。 アステル、君が。 君がくれた、あの言葉。 今でも、頭や耳に染み付いて、忘れない。 お前にそっくりの、あのお人好し-エミル-にも言ってしまうほどの。 俺は、ラタトスクを許さない。 だから誓う。 お前の言葉を信じよう。 『勇気は夢を、叶える魔法』
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加