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リヒター「…ん」
アクア『リヒター様?どうしましたか? もう少し、お休みなされた方が…』
アクアが、顔を覗かして、リヒターに説いた。
リヒター「…充分だ。行くぞ」
アクア『は、はい。』
俺は時々思う。
アステルがどんな想いで俺と接してくれたのか。
ハーフエルフだった俺を。
人々は恐れ
愚かといい、
研究員として余儀なくされた、あの日から。
でも、あの日から、幸せだったとも感じる。
アステル、君が。
君がくれた、あの言葉。
今でも、頭や耳に染み付いて、忘れない。
お前にそっくりの、あのお人好し-エミル-にも言ってしまうほどの。
俺は、ラタトスクを許さない。
だから誓う。
お前の言葉を信じよう。
『勇気は夢を、叶える魔法』
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