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アステル「よいしょっ…」
アステルは山積みの本を戸棚へ返していた。
リヒター「…アステル、本を持ち過ぎると…」
リヒターはアステルの登っている梯子の下で、心配していた。
アステル「リヒター、大丈夫だよ。あと少し…」
ガタンっ💥
アステルの登っていた梯子が、バランスを崩し、倒れてくる。アステルも降ってきた。
アステル「!うわぁあァアァッ!」
リヒター「アステルっ?!」
ガラガラッ!バサバサッ…
沢山の本が、降り注いだ。
アステル「…あ…う…💧」
リヒター「…つぅ…アステル、だから、本の持ち過ぎはあれほど、駄目だと言っただろ…」
アステルが受け身を取れないところに、リヒターが入り受け止め、アステルは怪我なくすんだ。
リヒターはそのおかげで、頭を強く打ち、赤くなっていた。
アステル「リヒター!ごめん💦」
リヒター「…別にいいから早くどいてくれ…」
リヒターの上に乗ったままのアステルは、すぐ降りた。
恥ずかしそうに笑う。
アステル「あはは…」
リヒター「…全く、お前は…」
アステルに出逢い、数日が過ぎた。
今日もまた、アステルと書庫に居たのだが、アステルが
アステル「書庫掃除したい!」
と言い出し、リヒターも手伝いをしていた。
そのせいで、リヒターは頭を打ってしまった訳なのだが。
リヒター「…もう少し、計画性を持て、アステル。急にやりだして、上手く行くわけないんだからな…」
アステル「あはは、そうだね。計画性無かったし、今度はきちんと計画的にするよー🎵」
にっこりと、アステルは微笑んだ。
リヒター「…お前が計画…きちんと出来るのか…」
アステル「ひどいよッ!僕だってやるときは、やるんだからッ!」
リヒター「はいはい。」
リヒターはクスッ…っと笑い、アステルの頭を撫でた。
その時、書庫の扉をノックする音がして、リヒターとアステルは振り返った。
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