2008年9月

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2008年3月、付き合い初めて1年の記念日に夫と籍を入れた。 それから半年過ぎた9月、11月に控えた結婚式を目前に忙しく過ごしていたある日のこと。 生理周期が予定ぴったりで、ほとんどズレることのない私。 それなのに一週間程遅れた為、気になって仕事の昼休みに検査薬。 判定窓に出た陽性を示す一本のライン。 産まれて初めて見たソレを信じられない思いで見つめ、職場のトイレで握りしめて大喜びした。 ソレは家宝にもなる勢い。 あまりの嬉しさに、その日は早退して、思いついた個人病院に行き、内診の結果妊娠を告げられた。 しかし病院では、今が何週目だとか言う説明は無く、1週間だか2週間だか(昔の事で曖昧。スミマセン。)経ってから再度来るようにと言われて帰宅した。 病院にもよるのか、 受かれすぎて上手くいかなかった時の精神的ダメージを考えてなのか、 はたまた先生は初めから危険だと感じておられたのかは解らないが、 ドラマなんかでイメージしていたのとは大きく違い、 「おめでとうございます。おめでたですよ。」 などと言う言葉は無く、初めから 「万が一うまく行かない場合も~」 などマイナスな話をされたのを覚えている。 それでもそんなことは喜びで気にも止めていなかった。 初めての事だったし、ああ、病院ってこんな風なんだと思ったくらいで。 赤ちゃんって、できたら産まれて来るんだと当たり前に思っていたから。 流産や死産などは、滅多にあることではなく、どこか特別な話だって気がしていた。
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