2話 クールに決めるぜクールビズ!

3/7
前へ
/178ページ
次へ
言い忘れたが、俺と姉ちゃんはマンションで二人で暮らをしている 母さんと父さんは一年前に山という山をめぐる世界旅行に、自転車で出かけて以来帰ってきていない 残す長男の山田 豊敬(やまだゆたか)(26)はメンマ大好き人間 子供の頃からメンマが好きで、自分で立ち上げたメンマ工事の製品がヒットし今ではメンマ御殿に奥さんと住んでいる 俺と姉ちゃんの生活費は兄貴と姉ちゃんの給料で賄われている ちなみに、高校生の時のあだ名は「ほうけい」 家の両親は最低だ・・・ 「ちょっと!起きろって言ってんだろうが!」 俺は姉ちゃんのパイルドライバーでテレビショッピング界から現実に連れ戻された 「痛ってー!姉ちゃん痛てぇーよ!」 「うるさいわね、私は仕事行くから、あんたはタウンワークでも読んで仕事探してなさい」  「てかあんた汗びっしょりよ!シャワーくらい浴びなさいよ」 俺は自分の体を見ると確かに精子ではなく汗が体から溢れていた 恐らくさっき見てた夢のせいだ 内容は十人の俺がメンマを口渡しで回して最後の俺が口にメンマを蓄えていく、まさに最高の逆ズリネタだった 「まあ、仕事行ってくるから仕事探しなさいよ!」 そう言って姉ちゃんはマンションから出ていった 俺はしょうがなくシャワーを浴びる為に風呂場に向かった
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

260人が本棚に入れています
本棚に追加