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―あれから時間が経ち今は夜中…
少年とノア…
2人はベッドに向かい合い寝ころんでいた。
「ねぇ…キミの事…僕だけに教えて…?」
ノアは少年を見て言う。
少年は少し戸惑ったがゆっくりと話し出した。
「俺…は…凶器…なんだ…よ…」
「凶器…?何で…?」
ノアは不思議そうな顔をした。
「とう…さん…と…かあさ…ん…殺しちゃ…った…んだ…」
少年の瞳には涙が溜まりはじめたが少年は耐えながら話を続ける。
「こ…え…」
「声…?声が…どうしたの…?」
ノアは薄々感づいていたがはっきりとしない答えなため言わずに少年の話を聞く事にした。
「…声…で…殺した…」
少年はさらに涙を流し始める。
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