ノアの過去

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ノアが扉の方へと顔を向けるとそこにはやはりディアムが居た。 やはりというのは、この部屋に入って来るのはディアムしか居ないからだ。 「ノア、待たせたな。寂しかったか?」 ディアムはノアへと歩み寄る。 するとノアはディアムに手を伸ばし抱き付いた。 「兄様…僕、独り…や…だぁ…っ」 そう言ってノアは泣き出す。 「ダメだ…ノアは個室(ここ)に居ないといけない…すまない…」 ディアムは抱きしめ返し、ノアの体に口付けた。 ――あぁ…僕はまた…兄様に…汚される… 僕に綺麗なんて言葉は似合わない… 外も… 中も… 僕の体は【兄様】だらけ… 「ノア…気持ちいいかっ…?」 「やっ…だっ…ぁ…んっ…」 ノアは後ろからディアムに犯される。 ――助けて…っ こんなのもうイヤだ…っ 「あっ…!?やぁっぁぁ!!」 この行為は… 僕の… 心も… 体も… 朽ち果てさせる…  
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