2人の男とお屋敷

2/3

110人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
インダルムカントリーの高い山の上に立つ屋敷。 この屋敷には長身の男と美しい男が住み着いている。 187㎝もある長身の男の名は 【ロゼル・ヴァレンワイゼスト・クライ】 もう片方の女と見間違えるくらい美しい男の名は 【ノア・スパークル】 住み着いているといっても誰も彼らと会った事はない、街に出て来たことすらないのだ。 街では彼らの噂で持ちきり、あちらこちらで話し、盛り上がっている。 『長身の男は恐ろしいのか?』 『美しい男とはどのくらい美しいのか?』 そんな話ばかりだ。 その中でも一際目立つ噂… 『あの2人はあの屋敷の前の持ち主の狗(奴隷)で、きっと屋敷の持ち主が亡くなったから自由になったんじゃないか?』 前の屋敷の持ち主は無愛想で街の皆を目の敵にしていた。 そんな噂が起つのも仕方ない。  
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加