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インダルムカントリーの高い山の上に立つ屋敷。
この屋敷には長身の男と美しい男が住み着いている。
187㎝もある長身の男の名は
【ロゼル・ヴァレンワイゼスト・クライ】
もう片方の女と見間違えるくらい美しい男の名は
【ノア・スパークル】
住み着いているといっても誰も彼らと会った事はない、街に出て来たことすらないのだ。
街では彼らの噂で持ちきり、あちらこちらで話し、盛り上がっている。
『長身の男は恐ろしいのか?』
『美しい男とはどのくらい美しいのか?』
そんな話ばかりだ。
その中でも一際目立つ噂…
『あの2人はあの屋敷の前の持ち主の狗(奴隷)で、きっと屋敷の持ち主が亡くなったから自由になったんじゃないか?』
前の屋敷の持ち主は無愛想で街の皆を目の敵にしていた。
そんな噂が起つのも仕方ない。
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