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次の瞬間少年は目を開く。
そこは見たこともない場所。
少年はフカフカのベッドへ寝ていた。
少年は体を起こし周りを見渡す。
人の気配は感じられない。
――此処は何処だろう…
すると部屋の扉が開いた。
そこには年老いた優しい顔の男。
「目が覚めたか、少年よ。」
少年に笑いかけ側へと近寄る。
しかし少年は近寄って来る年老いた優しい顔の男から強張った表情で後ずさる。
――来るな…っ
少年は声には出さずに心の中で思う。
「ふむ…怯えてしまってるようだね。」
年老いた優しい顔をした男は部屋の外へと出て行った。
――怖い…此処は何処なんだ…。
少年はベッドから降りて窓へと近づく。
窓から見た風景の印象は、
高い。
少年が居る建物は地面からかなりの高さのある屋敷だった。
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