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皆が言葉を失い…
立ち尽くして居た…
良く知った同級生2人の死…
泣き声だけが響くこの状況に…
誰も声をかけれなかった…
「…うぅ…えっ…な…何?」
七瀬が見上げと、ヒロが七瀬を抱き上げていた。
「…七瀬…ここは危ないから…」
ヒロは優しく語りかけた。
「藤沢…くん…?」
「僕が連れてくから…」
七瀬はヒロの胸にしがみつき…声を殺して泣いた。
「とにかく…急ごう」
孝夫が雰囲気的に申し訳なさそうに言った。
5人は部屋を出て階段に向かう。
2階から1階に降りる階段の途中で…
ガタガタガダ…
「揺れて…」
ガタガタガダ…
「デ、デカイ…うわぁ~」
デカイ揺れが5人を襲う…
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