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「イヤ~まぁそうだけど、同じ年だよ?」
「いや、見た目だろ;高校生で140センチってありえねぇだろ;」
『母さんって143位だったよな;…黙っとこう;』
「カワイイじゃん」
「カワイイってなんか違う意味でだろ?お前ロリコンか?」
「同じ年だからロリコンとは言わないよ。優しいんだよ。前怪我して保健室行ったら手当してくれて…」
「…単純だな。お前…で惣はどうなんだよ~」
「忘れてなかったんだ;」
「忘れるかよ!誰だよ」
「た…橘だよ///」
「橘って…あぁ~橘か…惣って…趣味悪…ゴフッ」
枕が隆夫の顔面にクリティカルヒットをかます…
「だって橘って…そりゃ少しはカワイイけど、男女ってヤツだぞ…;
アイツ中学んとき、空手全国優勝してるんだぞ…強過ぎ…;
やっぱり男は護りたいって思えなきゃ~だからお姉様紹介しろな」
「お前にだけは死んでも紹介せん;」
「で?なんで橘なんだ?」
「それは秘密だな」
「なんだよそれ;」
『大切な思い出だし…力の事もあるからな…』
「まぁ俺の好みだからだよ」
「…はぁ~、あぁお姉様が卒業して、我々巨乳連合は解散の危機かぁ…団員2名が貧乳派に落ちるとは…」
「なんだよ…その有り難みのない初耳連合は…;って姉ちゃん好きなのそこかよ…」
「そんな事ないぞ~あのスラッとした足…長く美しい黒髪…あぁ~お姉様~」
「もう黙ってろよ…;枕返せ、寝るから;」
「ほらよ」
隆夫は枕をほうり投げた。
「よっ…と…ととと…うわぁ…」
ドスン…
惣一郎は枕を取った拍子に壁とベッドの間に落ちた。
「アヒャヒャ~何やってんだよ」
「アハハ~でもさっき隆夫も落ちたよね~」
「うるせ~惣~大丈夫か?」
「あ~イテテ…大丈夫、大丈夫…」
惣一郎の手の甲にかすり傷が出来ていた。
『血か…落ちた時、台の角にぶつけたかな…枕についてないし…塞がるの待った方がいいな…;』
「結構~イタイな~」
「そりゃな~さっき俺だってそれはそれ」
ガタガタ…
「は痛かっ」
ガタガタガタガタ…
「地震?揺れてるな」
ガタガタガタガタガタガタ…
ドーーーーーン!!!!
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