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肩に掛けていた鞄をギュッと抱き締めた。
早く、早く、早く、
次の駅に…
その間にも、誰の手か分からない指は、私の下半身を激しく攻めていた。
男「気持ち良い?」
耳元で囁かれ、鳥肌が立った。
更に力を込めて、鞄を抱き締めた。
唯「ひぃっ…」
思わず声が出た。
パ、パンツの中に入ってきた…
やだ。やだ。やだっ。
そんなことはお構いなしに、指は更に激しく…
気付かないで!
誰も気付かないで!
痴漢されている自分が恥ずかしくて、私は気付かれないように願っていた。
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