スプーンの音

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放課後、教室の掃除にあきてきたK太が、そばにいたT男にむかって、 「ねえ、幽霊っていると思う?」 みょうにまじめな顔で声をかけました。 「分かんないよ。見た事ないし。どうしたんだよ急に幽霊の話何かもちだして。」 「ゆうべ、変な話を聞いたんだ。」 「変な話って?」 二人が話始めると、回りにいた仲間たちも掃除の手を休めて集まって来ました。 「K太、その幽霊の話ってどうゆうの。」 M子がききました 「自分の近くに幽霊がいるかどうかを判断する方法何だ。」 「面白そう。どうやれば分かるの。」 「夜、電気を消して部屋の中を暗くする。 そして、十二時ちょうどに、左手にもった金属のスプーンを後ろに投げるんだ。」
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