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「あの夜、T男はスプーンを投げたのかもしれない。ベッドの上に落ちて音がしなかったのを幽霊ておもいこんでしまったのではないか。」
家に帰ってからもそのことが気になって、眠れませんでした。
じつは、この話はK太の作り話だったのです。
そして、なにを思ったのか、ベッドから起き出すと、台所からスプーンを持ってきました。
十二時。まっくらな部屋の中で、K太は後ろにスプーンを投げました。
「??????」音がしない。
はっと息をのんで振り返ったK太の目の前に、スプーンをもったT男が立っていました。
「K太。君が話ていたのは、こうゆうことだったのか。」
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