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翌朝。
「アヤカシオクリの店はこちらですか?」
店内に可愛い声が響いた。
「はいはーい、そうですよぉ。女の子の依頼は大ー歓迎」
はたきをもち、エプロン姿の朔が、入ってきた少女にすりよった。
「え?え?」
「あ、依頼もオッケーだけどプライベートもオールオッケーだから」
少女の肩に手をまわそうとした朔に、いきなりくないが投げつけられる。
くないは朔の手の袖ごと、壁につきささった。
「ナンパ禁止」
くないを投げつけた本人…同じくエプロン姿の昴が、むっとした顔で朔を睨んだ。
「ひ、ひどいよ、こうちゃん。服に穴が開いちゃったじゃないかあ」
「はいはい、馬鹿はほっといてどうぞどうぞ」
朔を残し、昴は少女を奥に招き入れた。
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