prologue

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女は……信じない…… これが俺、三輪智久(みつわともひさ)の決めた誓い…… 絶対破れないと思える誓いだ。 その思いを胸に入学し、日々生活してきた。 女子との会話は、する前から断ってきた。 できるだけ避け、それでも話し掛けられれば暴言を吐く…… おかげで、一ヶ月もしない内に女子から話し掛けられる事はなくなり、俺の中での平穏が芽生えてきた。 一学期、二学期、女子と接する事なく、日々を過ごす事もできた。 そして三学期…… この時俺は、三学期も同様な日々を過ごせると思っていた。
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