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「おい…ゆぅ。」
そう一言。
ダダダダダ!
ほら降りてきた。
「なぁに?さぁくん?」
ニマニマ笑いながら肩に手を乗せてきた。
うぜぇ。
腹立つ。
死ね。
「飯。くそばかあほ兄貴。死ね。まじうぜぇ。近寄んな消えろ。」
一気に言ってやった。
俺は食卓に戻る。
「さぁくんのツ・ン・デ・レ」とか意味不明なことをほざく兄貴を腰に憑けたまま。
まじ重い。
うぜぇし。
「はぁ…いただきます…」
母さんはこっちを向いた。
ゆぅに気付くと、
「あらゆぅくんおはよ。さぁくんがパンだからぁ…パンよね?」
「うんっ♪ありがと母さん!今日も可愛いねっ」
「あらまぁありがとう。はい朝ごはんよ、どうぞ。」
いつもの会話。
隣に座る兄貴の食事は俺と全く同じで、また腹が立つ。
隣にいるだけでもうざいのに同じものを食べているだなんて。
まじうぜぇ。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!
昔はまだ優しい良い兄貴だったのに…
いつ壊れたんだろうか…
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