プロローグ

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此処貴族の城 随分と豪華な城に住むのは、 無駄に豪華な服を着飾った城の主とその他諸々 しかし今日は何やらあわだたしいな? 「「オギャ~、オギャ~」」 という景気の良い声が聴こえてきた…出産だったのか 「おぉ、やっと生まれたか。」 っと煩い声で歓喜して少しの間待ち 「旦那様…入って大丈夫ですよ」 という声が執事からかかり 城の中にしては質素なドアを開けて入って来たのは…えーっと? 魔法世界パンフレットには…カイル・アルバート…面倒だからアルバムで良いや… が、入って来た 「うるさいですよ貴方、赤ちゃん達が起きてしまいます。」 と、綺麗×かわいい÷2-1した一般的に綺麗と呼ばれる人に怒られたカイルは 申し訳なさそうに カイル「す、済まないアリア、初めての事で少々緊張してたんだ。 で、私達の子供は何処に居るんだ。」 こいつ反省してんのか的な視線を向けたアリアだったが とてつもなく疲れているので怒るのは諦めて アリア「こちらですよ、あなた」 そこに居たのは赤いタオルと青いタオルに包まれた、ふたりの赤ちゃんだった。 …ふと思い出した 人間と猿の遺伝子は3%しか違わないんだっけ? カイル「おぉ、双子だったのか、かわいいなぁ。 名前は…そうだ、男の子はアレス、女の子はアリスにしよう。」 こいつ…さっきの二人分の泣き声を聴いてなかったのか 「ふふ、良い名前ですね。」 何だか幸せそうに微笑むアリアさんとカイル、そして赤ちゃん達 これから始まるアレスの物語はとっても穏やか風景だった
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