2人が本棚に入れています
本棚に追加
此処貴族の城
随分と豪華な城に住むのは、
無駄に豪華な服を着飾った城の主とその他諸々
しかし今日は何やらあわだたしいな?
「「オギャ~、オギャ~」」
という景気の良い声が聴こえてきた…出産だったのか
「おぉ、やっと生まれたか。」
っと煩い声で歓喜して少しの間待ち
「旦那様…入って大丈夫ですよ」
という声が執事からかかり
城の中にしては質素なドアを開けて入って来たのは…えーっと?
魔法世界パンフレットには…カイル・アルバート…面倒だからアルバムで良いや…
が、入って来た
「うるさいですよ貴方、赤ちゃん達が起きてしまいます。」
と、綺麗×かわいい÷2-1した一般的に綺麗と呼ばれる人に怒られたカイルは
申し訳なさそうに
カイル「す、済まないアリア、初めての事で少々緊張してたんだ。
で、私達の子供は何処に居るんだ。」
こいつ反省してんのか的な視線を向けたアリアだったが
とてつもなく疲れているので怒るのは諦めて
アリア「こちらですよ、あなた」
そこに居たのは赤いタオルと青いタオルに包まれた、ふたりの赤ちゃんだった。
…ふと思い出した
人間と猿の遺伝子は3%しか違わないんだっけ?
カイル「おぉ、双子だったのか、かわいいなぁ。
名前は…そうだ、男の子はアレス、女の子はアリスにしよう。」
こいつ…さっきの二人分の泣き声を聴いてなかったのか
「ふふ、良い名前ですね。」
何だか幸せそうに微笑むアリアさんとカイル、そして赤ちゃん達
これから始まるアレスの物語はとっても穏やか風景だった
最初のコメントを投稿しよう!