第1話 転入生

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「きみは、"神"の存在を信じるか?」 「・・・・・・は?」 質問があまりにもすっとんきょうだったので、思わず聞き返してしまった。 「だから、きみは、"神"の存在を信じるか?」 神太は少し強めに言った。 「ハッハッハ…いないいない」 健太郎は神太の質問をバカにしたように答えた。 神太はこうなることが分かっていたので、かなり怒り口調で叫ぶ。 もちろん、ホントは怒ってなどいない。 「真面目に答えろよ!!」 健太郎はそれにビビった。 「な…何怒ってんだよ…」 「もう一度聞く、きみは、"神"の存在を信じるか?」 健太郎は怒られたので、真面目に答えざるを得なかった。 「"神"なんて…いねェよ…いたとしても…"神"は肝心なところで人の願いを無視するんだ。最悪だよ…」 健太郎は思い詰めた顔をした。
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