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それを見て、気になったのか、神太はまた質問をした。
「昔、何かあったのか?」
「はっ……」
健太郎は、我に返った。
そして、神太を見ていう。
「関係ないだろ…だいたい何が目的なんだよ」
「いいや、関係あるね!!目的は…明日になれば分かるよ」
神太が言い出したら、止まらないことをついさっき学んだ健太郎は、しぶしぶ話すことにした。
「昔な…おれ、家族を事故で失ってるんだ。
事故にあって、直ぐに病院に運ばれた。
医師は、成功は確実って言ってたんだ。
だけど、亡くなった。
おれがその時どんだけ"神"に祈ったか…」
健太郎はうつむいた。
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