第1話 転入生

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「そっか…なんか…ごめん」 神太は悪いことを聞いた、と思い、謝った。 「いいよ、別に。 あんまり、広めるなよ」 「ああ、もちろんだよ。 …さてと、きみは"合格"だね」 そう言って、神太はポケットから、はんこを取り出し、健太郎の左手を取り、手の甲にはんこを押した。 「お前!!何すんだよ!?」 健太郎は多少怒り気味に言った。 「何って、はんこ押しただけだよ?」 神太は、普通のことをしたと思ってるので、首を傾げながら言った。 「はぁ…もういいよ」 健太郎は、 (コイツに常識は通用しないな) と思い、諦めた。 「そ。じゃ、明日の朝、楽しみにしててね」 神太は満面の笑みで去っていった。 「何なんだアイツ」 健太郎は内心モヤモヤしながらも、また眠りについた。
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