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「そっか…なんか…ごめん」
神太は悪いことを聞いた、と思い、謝った。
「いいよ、別に。
あんまり、広めるなよ」
「ああ、もちろんだよ。
…さてと、きみは"合格"だね」
そう言って、神太はポケットから、はんこを取り出し、健太郎の左手を取り、手の甲にはんこを押した。
「お前!!何すんだよ!?」
健太郎は多少怒り気味に言った。
「何って、はんこ押しただけだよ?」
神太は、普通のことをしたと思ってるので、首を傾げながら言った。
「はぁ…もういいよ」
健太郎は、
(コイツに常識は通用しないな)
と思い、諦めた。
「そ。じゃ、明日の朝、楽しみにしててね」
神太は満面の笑みで去っていった。
「何なんだアイツ」
健太郎は内心モヤモヤしながらも、また眠りについた。
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