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「ふあぁ…ぁ」
大きなあくびをして、登校しているのは、鳳凰学園中学二年生の林健太郎である。
「お前、また遅くまで起きてただろ?」
健太郎に注意しているのは同じく、鳳凰学園中学二年生の丹波龍之介である。
「しょうがねェだろ…宿題多すぎなんだよ…」
その発言に対し、龍之介は呆れて答える。
「お前がそう思うのは、遅くまで漫画読んだり、テレビ観たりしてっからだろ」
「面白いからしょうがないだろ」
健太郎はキッパリ言う。
「そんなの宿題やった後でもできんだろうよ…ったく、それだから背が伸びないんだよ」
「おれはチビじゃねェ!!周りがデカいだけだ!!」
と言って、健太郎はいきなり怒り、暴れた。
背関係のことは、健太郎の前では、禁句なのだ。
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