日常そして終焉

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ジーーー 鞄のチャックを開けると 「なんてことでしょう…」 そうです!俺の妹が寝息をたてているではありませんか!! その妹は中学二年生にしては小さいであろう体を、器用に旅行用の鞄に押し込んでおられたのです 「真依起きろ~今すぐに~」 軽く揺すりながら声を掛けるとすぐに目を覚ました 「あっ。ど、どうかした?おにぃ」 どうもこうもない… いったい何をしているんだ 俺はこの疑問をストレートにぶつけることにした 「ここで何をしている?」 少しストレートすぎたか? 「や、ヤダなぁおにぃ。なんのこと~?」 この状況下でとぼけるつもりかよ!? なんでこうも俺の家族は自由極まりないのだろうか…
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