予期せぬ再会……

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龍雉の前に二人立ちはだかる。地面に叩きこまれた秀夊はゆっくりと立ち上がり、相手を見据える。 秀夊「ちっ、てめぇらも来ていたのか。まあ大体は予想の範疇だがな。だがな、俺を止められると思っているのか?小牧由妃。東雲功雅。」 由妃「止められるとは思ってはいないわ、神碕秀夊。でもこれ以上龍を傷つけるのは許さない。」 功雅「龍雉にはもう指一本、触れさせはしない。」 二人の登場で、不利のはずが秀夊は小さく笑っていた。 秀夊「今回はこれで退いてやる。次会った時は、お前等を殺す。良いな。それと首にマフラー巻いてる奴、お前に伝言だ。お前の仇は俺と一緒にいる。そのうち顔を見せるってよ。」 言う事だけ言って、秀夊はその場から消えた。周りから気配が消えたのが分かると、由妃は急いで龍雉に近づく。 由妃「無茶するなって言ってあったでしょうに。まったく、勘弁してよ。」
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