143人が本棚に入れています
本棚に追加
「レントン。久しぶりだな」
元【U,F,F】少尉の【ドミニク・ソレル】が駆けよってきた
「久しぶりドミニク。後からきたということは道に迷った?」
僕は尋ねた
ドミニクはすごく焦っていた
僕はこんなやり取りが懐かしく感じられた
「ね!レントン!ケーキはこれがいいと思うよ」
エウレカがショーケースの中のケーキを見ながら言った
僕はすぐにエウレカのところに駆けよりエウレカが指差すケーキを見た
「うわー。スゲー」
エウレカが選んだケーキは別においしそうとか綺麗とかそういうのではなかった
「ね!すごいよね!このケーキ!」
エウレカが嬉しそうに言った
たしかにそのケーキはすごかった
「うん。このケーキもすごいけど、これを作った人はすごいね」
そんなことを言っているといつの間に着替えたのか、エプロン姿のドミニクとアネモネがいた
「気に入ってもらえたかい? それはアネモネと僕が作ったんだ」
ドミニクがケーキを箱に詰めながら言った
「え?これアネモネとドミニクが作ったの?すごいね!」
エウレカは感心した様子で聞いていた
「お、おい…ドミニクまだ買うとは言ってないぞ」
僕は慌ててドミニクに言った
するとドミニクはお祝いだとか言ってそのケーキを渡してきた
僕にはケーキをくれたことよりもお祝いという言葉に疑問を抱いた
「ど、ドミニク。お祝いってなに?」
僕は恐る恐る聞いた
するとアネモネが横から口を啓いた
「今からあんたの家でパーティーでしょ!私たちは、あんたのじいさんに頼まれてケーキを作ったのよ!」
などと言い出した
僕はまた固まった
え!?
えぇぇぇぇぇぇ!!
「ここは私とドミニクの店よ!」
とさらに驚きの一言を告げられた
するとドミニクが早く行くぞと言って自分とアネモネのリフボードを取り出してきた
僕とエウレカも慌てて店の外に出てロングボードに乗った
「踊ろう。アネモネ」
「うん。ドミニク」
二人はそう言いながら先に行っててしまった
僕たちも急いで追いかけた
「行こう。エウレカ」
「うん。行こう。レントン」
大慌てでケーキを持ったまま飛び出した
TO BE CONTINUED...
最初のコメントを投稿しよう!