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「みんな聞いてくれ…………」
とホランドが切り出し語りだした
「俺とタルホは909に乗り旅に出ていた。これはみんな知っているな。俺たちは旅をしていて今の世界を見てきた。そしてこのスカブコーラルのある地で人型コーラリアンが都を築き、独自の文化を進歩させていた所をたまたま見つけた」
ホランドが難しいことを長々と語った
僕にはサッパリ理解できなかったが他のみんなはわかっているようだった
「ま、まさか!」
急にドミニクが立ち上がり叫んだ
ホランドは、ドミニクの方見て頷きまた語りだした
「……そうだドミニク、そのまさかだ。………人型コーラリアンは4年前の復讐をしようとしている。俺は奴らの都市に侵入しその事実を知った」
僕はそれを聞いて絶句した
「ど、どうして……どうして………どうしてなんだよ!共存の道を選んだんじゃあなかったのかよ!!」
僕は気持ちを抑えきれなかった
「……ごめん……レントン」
エウレカが謝ってきた
僕はそのときホランドの言った言葉の重さを理解した
いつもだったら逃げて多分、僕にもエウレカにも言わないのに今回はエウレカと僕にハッキリと言っていたからだ
「こっちこそごめん…エウレカ…」
僕はエウレカに謝りホランドに今、なにが起ころうとしているのか聞いた
「みんな…驚かずに聞いてくれ…」
僕たちはホランドの方に注目した
「…実はな、奴ら人型コーラリアンたちは仲間の抗体コーラリアンなどと共に……【サード・サマー・オブ・ラブ・】を起こそうとしている…」
そんな衝撃の事実が僕たちに告げられた
TO BE CONTINUED...
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