Prologue

2/2
前へ
/36ページ
次へ
んっ…ん 僕は暗闇の中にいる 「……こ…い……」 誰かが呼んでいる 「…こっち…に」 ハッキリと聞こえだした 「こっちにこい。……殺してやる。殺してやる」 僕は恐くてその場から逃げ出した けれど、走っても走っても闇は広がっていた そして 僕を闇に引きずりいれるかのように何かが伸びてきた 僕は心の底から思った …誰…か……助け…て… 助けて【エウレカ】 その言葉と同時に闇は消え光が広がった 「ここは…?」 そこは、僕が立っているところ以外は全て水だった 座ることも歩くこともできないところに僕は立っていた (ドンッ!) 誰かが僕の背中を押した 僕は水の中に落とされた 後ろを見ると微かに人がいるのがわかった そして僕は水の中に沈んでいった …助け……て ………エ…ウ……レ…カ…………………………………… その時、目の前に光り輝く球体が現れ輝く手がでてきた 僕はその手を握った……
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

143人が本棚に入れています
本棚に追加