143人が本棚に入れています
本棚に追加
「あれは………セブンスウェル現象………いや、違うあれはセブンスウェル現象なんかじゃねぇ」
ホランドの声がヘッドフォンを通し聞こえた
だけど僕は無視した
『一緒いこう。ニルヴァーシュ』
その声にニルヴァーシュは反応しボードから降り、抗体コーラリアンたちの上を飛び回りながら抗体コーラリアンたちを仕留めていった
(ボンッ)
すると真上の大型の抗体コーラリアンが大きく口を開き口の中から細く鋭いものを大量に吐き出してきた
「危ない!レントン!」
エウレカの警告よりも先にニルヴァーシュは反応し細く鋭いものを避けずにその上を蔦って大型の抗体コーラリアンを仕留めた
「すごい…すごいよ!ニルヴァーシュ!これがお前の力なんだな」
僕たちはそのままニルヴァーシュを踊らした
「アネモネ。僕たちも……」
ドミニクはそう言ってアネモネの手を握った
「うん…ドミニク」
(バシュ)
ジ・エンドがトラパーリングをつくりながら高速で空高くに舞い上がった
そして
『バハガント・クライシスク』
二人の声と共にジ・エンドの胸から朱い光がすべてを飲み込むかのように抗体コーラリアンに覆いかぶさった
(ドン、ドドン、ドンドン……)抗体コーラリアンたちの三分の一が白い灰になって消えた
「すごい…」
僕は感心した
(キュイーン)
するとニルヴァーシュのコンパクドライヴが光り輝いた
「これは一体……?」
「レントン。ニルヴァーシュがジ・エンドと戦えって言ってるよ」
僕はエウレカに言われたとおりにニルヴァーシュをジ・エンドのもとへと進めた
(バシュッ)
するとニルヴァーシュとジ・エンドはお互いを引き合うかのように上空に舞い上がりそのまま静止した
「ドミニク!アネモネ!エウレカ!いくよ!」
「あぁ」
「しかたないわね」
「うん、レントン」
僕たちは互いに信じ合いひとつの言葉を叫んだ
『AGEHA!』
七色の光が辺りを照らしその光の中心から二つの閃光がはしった
(ヒュッ)
閃光の通り道にはトラパーができていたがあまりにも早すぎ崩れていた
二つの閃光は抗体コーラリアンたちの横を舞った
それから一瞬だった
僕がAGEHAを起動してから抗体コーラリアンたちが消えるまで
そしていつの間にか全てが終わっていた
コーラリアンも消え辺り一面抗体コーラリアンの死骸だらけだった
TO BE CONTINUED...
最初のコメントを投稿しよう!