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急いで着替えリビングへと向かった
そこには二人分の朝食が用意してあった
「だれのだろ? まぁいいや いただきま~す」
朝食を食べようとした瞬間、目の前に修理などに使う工具がとんできた
「ぉわ!危ねぇ…さてはモーリスたちだな!」
僕は間一髪でそれをよけた
そして小さな怒りを燃やしながら窓から外をみた
「コラ! お前ら…………えっ?じいちゃん」
窓の外にはアクセルが立っていた
「オイ!レントン娘さんをほっといてまさか一人で食べるつもりじゃないだろうな?」
じいちゃんの言っていることが少し理解できなかった
「えっ……?」
その時エウレカの声がした
「あ!レントン!おはよう。朝食、食べるの待っててくれたんだ。さぁ早く一緒に食べよう!ね!」
テーブルの上にあった二人分の内の一人分はエウレカのものだった
「いや…その…。とにかく食べよう」
僕は自分が恥ずかしかった
よく考えてみればじいちゃんとモーリスたちが俺を待つはずがない
「もしかして、これ全部エウレカが作ったの?」
パンにスープそしてオムレツ、サラダなど
朝食にしてはすごい品数で一人で作ったとは思えなかった
「うん。ね!美味しい?」
彼女は笑顔で聞いてきた
「うん。美味しい。特にこのオムレツ!フワフワで最高!」
僕は心からそう応えた
「ほんと?うれしい!」
そして僕は朝食を食べ終えた後、エウレカと一緒に食器を洗った
そのとき【GEKKOSTATE】だったときの話しをした
「ね!エウレカ月光号にいたときもこうやって二人で食器を洗ったね」
「そうだね。あの頃が懐かしいな。みんな今頃なにしてるかな?」
そんな話しをしながら食器を洗っていると
外から(ゴゥ)っと強い風が吹いてきた
TO BE CONTINUED...
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