Episode 1 : START TODAY

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(プシュゥゥ) コックピットが開く音がした そこにはピンク色のLFOがいた 「909!まさかホランド」 僕は窓から外に飛び出した エウレカは玄関からモーリスたちと走ってきた 「よぉ!久しぶりだな」 聞き覚えのある懐かしい声がした (ヒュッ) そのとき僕の顔の横を何が通りぬけた と同時にすごい音がした (ゴツン) 後ろにじいちゃんが立っていた じいちゃんの手には軍手がしてあり左手には工具をもっていた あれ? 右手は? そのときだった 「痛ってぇ…何しやがんだジジイ」 909から人が下りてきた 下りてきた人を見ると【ホランド】だった 「よぅ!レントン」 一言、僕に言ってじいちゃんの方を向いた 「ご無沙汰してます。お久しぶりです」 ホランドがじいちゃんに深く頭を下げて挨拶をしていた 「…………」 じいちゃんは何も言わずに909の方に歩いて行った ホランドは頭を下げたままだった 「よくきたな」 じいちゃんが言った けどそれはホランドに対して言ったのではなく909に言ったのかな?と僕は思った 「あ!タルホ」 エウレカが叫んだ その声につられて909を見るともう一人誰かがいた 「ヤッホー!エウレカ はじめましておじいさん」その声も聞き覚えがあった 「よ!レントン」 声の主が下りてきた 「タルホさん!お久しぶりです」 その声の主は【タルホ】さんだった ん…? よく見るとタルホさんは何か持っていた その瞬間、向こうからエウレカたちが走ってきた 「わぁ~!かわいい! ね!この子タルホの赤ちゃん?」 タルホさんは赤ちゃんを抱えていた 「えぇ。そうよ」 その子はタルホさんの子どもだった じいちゃんもこっちに走ってきた 「おやおや。かわいいの」 じいちゃんも赤ちゃんを見にきた …あれ? 誰か忘れてる気が… あぁぁ! 「お前らな…俺を忘れるな!その子の父親は俺だ」 ホランドがそう言いながらこっちに走ってきた そしてじいちゃんが呟いた 「この子はお前さんに似とるの。ホランド。大事にしてやれよ」 思いもしなかった言葉に僕はビックリした ホランドは……? と思いホランドの方を見ると また深く頭を下げていた 「ありがとう…ございます」 TO BE CONTINUED...
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