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(バシュッ)
僕とエウレカは一緒にロングボードで街に向かった
「あ!レントン。次、右」
エウレカの声と同時に右に体重をかけた
するとさらにスピードが増した
「エウレカ。次は左」
僕たちは左に体重をかけ叫んだ
『カットバックドロップターン』
空高く舞い上がり一回転してからさらに高いところにあるトラパーにのり加速した
エウレカは手に持っていた通信機付き地図を見ていた
「レントン!もうすぐだよ」
僕はその言葉を聞きボードの先端に体重をかけ下に降りた
雲の間を抜けると街全体が輝いていた
「おりるよ。エウレカ」
僕は体重をうまくかけ地面におりた
「着いたよ。さぁ!いこう。エウレカ」
僕はボードの上にいるエウレカに手を差し出した
「うん。ありがとう。レントン」
エウレカは僕の手を握りボードから跳んだ
僕はエウレカを受け止めたそしてボードを持って街に向かった
「わ――人がいっぱいだね!」
エウレカは街にくるのが久しぶりらしく楽しそうに辺りを見ていた
僕はひそかに思っていた
もしかして
エウレカと二人だけでデート!
(ドンッ)
そんなことを思いながら歩いているとパイルバンカーにぶつかった
「痛ってぇ~。あれ?エウレカ?」
辺りを見回すとエウレカは露店の前で座っていた
「どうしたの?エウレカ?」
エウレカは露店で売っている指輪を指差した
エウレカが呟いた
「この指輪キレイ」
その指輪は外側ではなく内側に宝石が埋め込まれていた
僕はエウレカになにも言わず露店の人に言った
「おじさん。これ頂戴」
エウレカは遠慮していたが僕は強引にエウレカの指にはめた
「うん。似合うよ!エウレカ」
エウレカは照れていた
僕はエウレカと同じ指輪を買った
と、そのとき
「ヒューヒュー。お客さん見せつけますね」
どこからか懐かしい声が聞こえた
僕とエウレカは露店の店主を見て驚いた
『ハ、ハップ!?』
露店の店主は【ハップ】だった
TO BE CONTINUED...
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