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「…服が」
「チェシャ猫の服だよ
気に入らなかったら僕の服あげようか?」
…絶対に嫌だ
あんなにフリフリの服なんて
恥をさらしているもんだ
「遠慮しとく」
「お揃いにしたかったなぁ」
アリスは残念そうな顔をした
目の前にピンクと紫色のしましま模様のしっぽが動いている
猫がどっかにいるんだろうか?
目の前で仕切りに動いている何故か体が疼く
しっぽを触りたいという衝動にかられる
これは本能か?
誘惑に負けてしっぽを握るすると尻の方に感触がいく
「…?」
生えているとこを見ると
「お…俺の尻に!?」
「ど~したのチェシャ猫?」
「な…な何でしっぽが!??」
「…?チェシャ猫にしっぽと耳があるのは当たり前だょ?」
可愛い顔をしてさらりと
恐ろしい事を言うアリス
頭に手を伸ばすと
フワフワした物が生えていて感触がある
「耳!!!?」
信じられない
なんで!?なんで!?なんで!?
「ん~?チェシャ猫どうしたの~?顔青いよ」
心配そうに見つめてくるアリス
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