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天から射す光は、
彫刻のような美しい女性へと変わり、
一人の少年を抱き寄せた。
その少年は目を
うっすらと開く。
間近で聞こえる
あの声。
“アナタハ…モウ、
…ココニハ…居レナクナル”
少年は聞き返した。
“何故ナノ…?”
その女性は、
抱き寄せた少年を
一旦離し
優しく微笑んで言った。
“赤イ髪ノ…女ノ子が…
教エテクレルワ…”
それは何処か
遠く感じ、近くにも感じた。
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