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ここは日本のある都会
人々が行き交う大通りにまみれた地より
少し離れた小さな公園に
ベンチ1人座り息を吐く、
少年がいた。
世も末であろうか、
その少年の髪は海を匂わせるほどの
綺麗な青色に染まっていた。
長さは性別を誤魔化すかのように思わせる
肩につくぐらいの長さであった。
少年と呼んでいるが、
少年と呼ぶには老いていて
青年と呼ぶには若すぎる。
おおよそ、
17、8歳を予想させる。
以下、
少年と呼ぶのが適切かはわからない。
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