迅×剣

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いつからだろう。 弟である剣を、男として見たのは。 迅「クッ……ハァッ…」 いつも剣が乱れるのを想像し一人でヌく。それがとても虚しく、剣を汚してしまう。 迅「剣…ック…」 ドクンッ… 迅「ハァ…ハァ…」 そうと分かっているのに止められない。 備え付けられているユニットバスで手を洗い、部屋に戻るとき剣が起きてきた。 剣「迅、一緒に寝てもいい?怖い夢を見ちゃって…」 迅「いいですよ」 剣を招き共に同じベッドで横になり手を握った。 剣「手、離さないでね」 迅「はい。剣は甘えん坊ですね」 剣「っ!違う!//」 背を向けるが手は握ったまま。よほど怖い夢を見たのか、甘いたいだけなのか。 どちらにしろ、剣と共にいられるのは何よりも幸せだ。
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