はじめに

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小さい頃から犬が大好きだった。 ご近所さんは犬好きが多くて、毎日散歩している姿を見ては羨ましく思うことがよくあった。 北海道の田舎町に生まれ、大自然の中で育てられたからある程度なら虫も平気。犬を飼う人も外飼いが多いため、至る所に犬小屋が点在する。 マンガやアニメのように、離れた犬に追いかけられたこともあった。 それでも犬が大好きで、よく母親に「飼ーおーうよぉー!」とおねだりしていたのだが、犬嫌いの母親は 「世話がめんどくさい」 「餌代がかかる」 「死んでしまったら気持ち的にもつらい」 と、何かと理由をつけては「飼わない」の一点張り。 そんなこんなで中学生になった頃に転機が訪れる。 レモノガタリ、スタートです!
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