静かになった日々

学校にて

教室内
授業が終わり休み時間になると、一斉に全員が立ち上がり各々友達の所に行き話しが始まる。

友A　「Yと一個下のIって付き合いよるとぉ？」

みんなが好きそうな話題だ。
それを恥ずかしそうに

Y君　「う、うん。」

友A　「おぉ～！すげぇ～！」

友B　「いいなぁ～。あいつかわいいやん！」

誰が言ったわけでもなく、瞬く間に付き合っているという噂が流れ出した。

Y君　「R・・・誰かに言った？」

R　　「言ってないし、言う必要がない事は言わない。」

Y君　「そうか・・・」

噂の発生元はわからなかったが、見当はつく。
下校時、人目がつかないように裏門から一緒に帰ればいいという甘い考えが周りの目を際立たせる。
バレて当然だ。

噂は全校中まで響き渡った。

噂されたやつらは以外にもあっさりと別れてしまう事が多いが彼らは違った。

逆にその噂を逆手に取り、幸せ満々アピールをしているように見えた。

R　　「おまえらすごいなぁ。俺なら噂された時点で恥ずかしくて別れるけどね？」

Y君　「周りには勝手に言わせとけばいいし、それにあいつらには関係ないでしょ？」

Iさん「そうそう！」

アツアツだ・・・
でも確かにこいつら本人たちの問題だから周りにはまったく関係ない。