めんどうな頼まれ事

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めんどうな頼まれ事

ある日、登校していたY君と自分R(作者)だったがいきなりの質問に戸惑った。 Y君 「R・・・」 R  「何っ?」 Y君 「初恋は実らないって本当?」 こんな感じだ・・・ いきなりにもほどがある。 R  「ん・・・なんで?」 Y君 「いや・・・なんとなく」 R  「好きな人ができたん?」 あまりにも深刻な顔で聞いてきたので、こいつに何があったのか聞きたくなった。 Y君 「うん・・・」 「きたぁ~!!」っと心で叫びながら興味シンシンで聞いてみた。 R  「同じ学年?クラスは?名前はなんていうと?」 この頃の中学生はみんなこんな感じである。 今思えば、恥ずかしい。 Y君 「Iって言うっちゃけど、知っとう?」 Iさんは学年でいうと1コ下で、まあまあかわいい。 部活は陸上部で、話はした事はなかったが笑顔のかわいいこだなぁっと思っていた。 R  「おぉ~!知っとう知っとう!・・・で?いつ告ると?」 Y君 「今日の部活が終わったら、告白しようと思うっちゃけど、Rは暇?」 R  「お、おう・・・暇だけど?」 え~道連れかよぉ~っと心で思っていた。 でも予定はないし、断る理由が見つからなかった。 Y君 「じゃあお供お願いするわ!助かったぁ~」 こいつは興味本位で相手していた罰だと思った。
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