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いつでも僕は一人ぼっち。
学校に行っても一人ぼっち。
友達なんていりはしないよ。
一人の方が落ちつくからさ。
部屋に戻っても一人ぼっち。
いつでもどこでも一人ぼっち。
一人で空を見上げれば。
誰かが僕を呼んでいた。
呼んでいたのはクラスが同じ、
あんまり話さない奴だった。
そいつが僕に話しかけた。
こんな所でなにしてんの?
聞かれた僕は返事もしないで、
ただ空を見上げていた。
そいつはまた話しかけた。
一人ぼっちはサミシくないかい?
僕はこう答えてやった。一人の方が気楽でいいよ。
それを聞いたそいつはというと。
僕はサミシい一人はイヤだ。
そいつは、またまたこう言ってきた。
またここで一緒に話をしよう。
僕はベッドの上で考えていた。
明日またあそこに行ってみようか。
まあいいやって呟きながら、ベッドの上で眠りについた。
それであの場所に行ってみたんだ。
そしたらアイツがあそこに座ってこっちを見ながら笑って手招きしていたんだ。
アイツはいきなり話はじめて。
明日僕はいなくなるんだ。そんな事いきなり言いだしたんだ。
遠い街に引っ越すんだって、
いきなりそんな事言うなよ!!
そしたらアイツは僕の手のひらに、
きれいなコインを落とした。
表が君で、裏が僕だから。君は僕の代わりにさ光を浴びておくれって言ったんだ。心の中で僕は思った。友達ってこんなに優しいの?
最後に一つだけ言わせてくれ。
僕の心で思ってることを。
もう、1人じゃないよね?君は頷いた。本当に最後に言わせてくれ。ありがとうと。
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