7030人が本棚に入れています
本棚に追加
/238ページ
「先生は…。」
教えてくれて、席から離れようとしたときに
私は話しかけた。
「ん?なんだ?」
「な…んでもないよ。」
ニッと幼くはにかみプリントの問題にとりかかった。
先生もニコと笑うと頭をポンと叩いて離れた。
{先生は優しいね…………………………………}
自分が何を言おうとしてるのか
可笑しくなって恥ずかしくなった。
こんな一言を
先生にサラッと冗談ぽく言えない私は
相当なヘタレ
先生は他の生徒に教えている。
平等なあつかい。
―――――――――――
躰の関係で繋がってる人とは気軽に話せる。
―この時点で私は先生とは遠い存在だね。
私は先生と
話してみたい。
素直な要求が心を満たしたのが分かった。
この気持ちにため息が出る。
先生が苦手だよ………。
最初のコメントを投稿しよう!