苦手な数学と先生

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「先生は…。」 教えてくれて、席から離れようとしたときに 私は話しかけた。 「ん?なんだ?」 「な…んでもないよ。」 ニッと幼くはにかみプリントの問題にとりかかった。 先生もニコと笑うと頭をポンと叩いて離れた。   {先生は優しいね…………………………………} 自分が何を言おうとしてるのか 可笑しくなって恥ずかしくなった。 こんな一言を 先生にサラッと冗談ぽく言えない私は 相当なヘタレ 先生は他の生徒に教えている。 平等なあつかい。 ――――――――――― 躰の関係で繋がってる人とは気軽に話せる。 ―この時点で私は先生とは遠い存在だね。 私は先生と 話してみたい。 素直な要求が心を満たしたのが分かった。 この気持ちにため息が出る。 先生が苦手だよ………。
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