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昨日の手紙の一件から1日立った。
今日も今日とて、俺達裏生徒会メンバーは裏生徒会室に集まり適当にダベっていた。
「そういえば、今日は欄導先輩の姿が見えないけど誰か知ってる?」
桃が用意してくれたお茶と菓子を食べながら、唐突に舞花がそう聞いてきた。
「あぁ、そういえば確かに今日は欄導先輩を見てないな」
いつもなら放課後のこの時間には必ず裏生徒会室に居るか、学園内の何処かで騒ぎを起こしているかのどっちかだからなぁ、あの人は。
今日は特に騒ぎが起きてるわけでもないし……。
「ねえ、修吾は何か知らない?」
「……」
返事がない。ただの屍の(ry
なんでこいつはいつも必ず桃が用意する殺人お茶を引き当てるんだろうか。
そのせいで今日も屍と化してるし……まあ、おかげで俺達は被害に合わなくて済んでるから多少は感謝してやろう。
えっと……線香は……。
「何を探してるんですか?」
「いや、線香を」
「あ、線香ならここにありますよ」
桃が最近いつも持ち歩いているバッグから一本の線香とライターを取り出し俺に渡してくれる。
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