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「つまりあれか? 俺達生徒会で裏生徒会を潰せって事か?」
気だるそうな態度の体格の良い男子生徒、生徒会副会長はそう答えた。
「そう言う事だな」
それを真樹は肯定する。
「え~~~? めーんどくさーい」
ツインテールの髪型をした小柄で童顔な女生徒、生徒会会計は足をばたつかせながらそう言った。
「仕方ないでしょう。理事長の命とあらば、私達生徒会が動かない訳にはいきませんから」
眼鏡を掛けた細身で理知的な男子生徒、生徒会副会長が片手で眼鏡を弄りながらそう答える。
「まあ、良いんじゃない? 裏生徒会の連中って中々面白そうだしね」
とても高校生とは思えないようなスタイルに長髪の黒髪をした妖艶な雰囲気を纏った女生徒、生徒会書記は真樹に向かってそう言った。
「そう言う訳で、今日の議題は『裏生徒会対策』だ。緋志那。書記を頼む」
「判ったわ」
后菜は席から立ち上がり、黒板の前に移動する。
「では、会議を始める」
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