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やがて雫が帰宅し、ついで父さんも帰宅した。
「……た、ただいま。」
リビングに現れた父さんは、室内に漂う重苦しい雰囲気に一瞬圧倒されていた。
「……お帰りなさい。」
母さんが重い口を開き、ただ一言だけ発した。
「お邪魔しています。」
続いて真白がソファから立ち上がり、軽く頭を下げた。
「あ、あぁ……。」
父さんはぎこちなくうなずき返すのみ。
これから、何が起こるのだろうか?
みんなのあからさまな態度から察するに、あまりいい話ではないんだろうな……。
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