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私は化学準備室に足を向けた。
ここは、私にとって――私と真白(ましろ)にとっての思い出の場所。
私は真白の周到な計画とも知らず友人たちと賭をして、負けた罰ゲームとして真白に逆プロポーズをするハメに。
『先生!!結婚してください!!』
『いいですよ?』
『えぇーーーーー!?何で!?』
あの日の光景が蘇り、私はあまりの恥ずかしさに身悶えた。
「し、死にそー!!」
熱くなった頬を両手で押さえた。
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