643人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ陽翔!メアドと電話番号交換しない?
なんだかんだで私達、もう友達じゃん!」
裕理が言った。
「そうだな!いいよ!」
「やったぁ!
あ、緋芽も教えてもらいなよ!助けてもらったんだし…」
「…うん…私も聞いていい?」
「も…もちろん!ってか、俺も聞こうとおもっとったところでしでし…」
陽翔が思いっきり動揺しているのを見た裕理は、疑惑が確信に変わった。
(陽翔って面白いくらいにわかりやすいなぁ…)
3人はそれぞれ、メールアドレスと電話番号を交換した。
「じゃあ裕理、また明日学校でな!」
陽翔が言うと、裕理は両手を顔の前で合わせて陽翔にお願いした。
「陽翔…お願いがあるんだけどさ…」
「何?」
陽翔は裕理を見つめて聞き返した。
「…岡里くんのアドレスも教えてくれない?」
「司の?
ん~…あいつに聞いてみなきゃわかんないけど…」
「お願いっっ!!!」
裕理は陽翔に強くお願いした。
裕理の強い気持ちを見た陽翔と緋芽は思う。
_
最初のコメントを投稿しよう!