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「…じゃあそれって、裕理は恋愛対象に見れないって事か?」 「うん…裕理ちゃんだけじゃない…みんな…」 司の言葉を聞いた陽翔は、司との距離を縮めて言った。 「じゃあお前、一生彼女作らない気でいるのか?!何でだよ!?」 「……今は言えない」 「俺にもか?」 「…うん……ごめん」 「まぁいいけどさ。裕理とは仲良くしてやれよ。 そういう気持ちがなくても!」 「…でも……」 「友達!分かったか? …あ!裕理がさ、司のアドレスどうしても知りたいって言うから…教えちゃった…緋芽にも…」 陽翔が申し訳なく言うと、司は溜め息をついた。 「…まぁ、いっか。“友達”な訳だし… 言っとくけど、裕理ちゃんに期待を持たせるようなことはしないつもりだから…」 司はそう言って、一度家の中に携帯を取りに戻った。 「司…お前が恋愛しない理由ってなんなんだ?」 司の背中を見ながら、陽翔は思った… _
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