READ..4

2/28
前へ
/390ページ
次へ
司はリビングを素通りし、自分の部屋へと戻っていった。 司の家はマンションの一階のため、芝生のベランダがついている。 自分の部屋に入り、サッカーボールをベッドの下に置く。 そして、司もベットに横になる。 「陽翔に…メールで謝ろうかな… 陽翔は俺に秘密なんて作ってないだろうし…」 司が呟くと、誰かが部屋に向かって走ってくる音が聞こえる。 そして勢いよく、 誰かは司の部屋のドアを開けた。 「ちょっと司!さっき陽翔くん来てたでしょ!? 何であたしに言ってくれないのよ~!!」 「露莉、いちいちうるさい」 今勢いよくドアを開けたのは、司の妹である、 岡里露莉(オカザトツユリ)。 陽翔にベタ惚れである。 _
/390ページ

最初のコメントを投稿しよう!

643人が本棚に入れています
本棚に追加