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二、土星人が見た冒険
老朽化した高杉に与えられたボードモリアンズ、社長さんスケベ。
「ボンドガール!猿回し!ネズミ講!」
高速ゴールドフィンガー、社長さんスケベ二万。
おっと失礼。これじゃ土星人訛りのままだ。地球語のジャパン訛りで書かなくては。気を付けようね。
さて、地球の友人は冒険を職業としているが、今年の春その職業は石板から始まる。マイフレンドがプアマンズアパートメントでスリープしてドゥしていたら、ストーンがウインドウからインしてきた。
「ヘイユー、早く今からドゥしちゃいなよ」
「何が?今ミーはスリープしてたんだけどさ」
ストーンにウェイクアップされた地球の友達はまた寝始めた。面倒なことは嫌いらしい。
「ヘイユー!カマーン!」
「うるさい石だなあ。わかったわかった」というと石板を持ち、窓から放り投げた。ストーンは電柱にヒットし粉々に砕けた。ジギー・スターダスト。
てな騒動で目が冴えたらしく地球の友達はヘイブラザー!でっけえ銭湯へと出掛けたんだぜ。マジスーパー銭湯って感じ?でさ、湯に体浸して皮膚をふやかしてるんだっちゅうの!マジ地球人笑えるし!んでよ、湯から出るとお茶を飲んでるんだわさ。分からん。水でいいんじゃね?でさ、石板はまた飛んできてさ、見事に友達の目前にさ、落ちてきちゃうわけ。で、こんな文字が浮いてきちゃうの。
『われ早よ助けろや!ボケ!アホ!カス!』
「なんやとわれ!おうわれ、目ん玉くりぬいてチューリップ植えたろか!口の聞き方なっとらんど!」
ワイのツレはそれをチャッチャとロッカーの中に放り投げよった。で、また簡単に砕けたんやね。バーンや、バーン。で、その後わなあ、えっとやなあ。
ガラガラガラ(友達がスーパー銭湯の入り口を開ける音)
ザッザッザッ(友達の足音)
「ねえカアくん、そこは違う穴だってば~」(?)
ピュー、シュルシュルシュル(石板が飛ぶときの風切音)
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