夏の終わりに思いを寄せて

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ただのあとがきです。 とりあえず作家みたいなあとがきが書きたかっただけです。 おそらく万人受けする内容では無いですし、『これからとこれまでとこの時』の独白風の文章はかなり失敗だったと思っています。 ただ、書きたい事を書いて、一つ一つの内容に意味付けをしなかったこの小説は小説とも呼べない代物で、登場人物にわざと意味付けさせる辺り、もう、ダメダメです。 ただ、日常生活に特別な意味付けが必要かといえば不要ですし、無意味な事の繰り返しが多く、そのなかで自分達は日々に意味付けをしてるのではないか?と思い故意にやってる部分もあります。 合宿というイベントを挟んでの日常を書きたかったのもあり、別に大きな事件も起こさず、恋愛にも友情にも進展のない味気ない仕上がりになりましたが、最後の文には田原の成長を託してたりします。 保に語る事で過去を消化した田原が新しい時間に足を踏み出して行きます。 秋と冬はどちらかというと春や夏への準備期間みたいな印象を持つのでそういう意味合いも込めてタイトルを考えてもいます。 後日談的な作品の『春の吐息』は、夏の終わり秋の足音ではかけなかった内容を書いていきたいです。 登場人物の追加はせず、それぞれのその後を直接、または間接的に消化させていきたいです。 最後にこんな自己満足小説を最後まで読んでくれた方に感謝感激です。 陽光は夏のそれなのに空の色はすっかり秋めいてきた8月24日の昼前に。 てか、9月という設定は無理があったんじゃ……。
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